Twitterに強制卒業を食らった話

半分イーロン・マスクのせい、半分は自業自得といった所なのですが、Twitterにログインできなくなり、強制的に卒業となりました。 *** しばらく前から見過ぎ防止のためにスタメンのiPhoneにはTwitterアプリは入れず、主に音楽再生用として残してある旧iPh…

『SICKS』と『アメリカン・ホラー・ストーリー:アポカリプス』の映像における叙述トリック

※『SICKS』と『アメリカン・ホラー・ストーリー:アポカリプス』のネタバレがあります 『アメリカン・ホラー・ストーリー』というドラマシリーズがあります。名前の通り、アメリカのホラードラマで、現在シーズン9までありますが、続き物ではなく、シーズン…

あの無様な姿を見ろ!〜『ミュージカルテニスの王子様3rdシーズン 全国立海 後編』

3rdシーズンの間ずっと引っかかっていたことが腑に落ちて私の中で完全なる大団円を迎え、私はこのジャンルの本質を、テニミュの意味を改めて取り戻した。いつも本質的でいてくれる製作委員会にありがとうと言いたい。 テニミュの公演形態って特殊なので説明…

テレビ司会者の男女比(2018年10月期)

期限ギリギリではてなブログへ移転して最初に何書こうかと思ったのですが、twitterに投稿したもので残しておきたいものが一つあったのでその話をします。 性別役割分業の問題の一環として、テレビ番組の司会者(MC、キャスター)の男女比ってどうなっている…

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs氷帝

「俺様の美技に酔いな」というセリフを3rdテニミュ的に解釈するとこうなる。アクションが、身体動作自体がキャラクターだというのが3rdシーズンの方針なのではという事を書いた身ですので、三浦宏規の踊る跡部を見て、もう納得感しかありませんでした。歌よ…

よどみにうかぶ、舞台「戦国無双」〜四国遠征の章〜

冒頭で全員が一端そろい踏みになるシーンで、キャラクターの華やかさがAiiAの舞台上を満たした。あのだだっぴろい空間が、セットではなく舞台上にいる人達の存在感でちょうどぴったり満杯。壮観でため息をつく。 吉谷さんの脚本はいつもすごく上手にまとめた…

ただの現実である「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」(と、「シン・ゴジラ」)

私という人間は周囲の現実社会だけではなく愛好したフィクションや娯楽も含めて出来ていて、そうやって大人になった人が社会を作るわけですから、これはもう魔法少女やヒーローが日本社会を作り動かしてきたといっても過言でもなくない、ような気がする。ス…

様式ではなく、内実への誠実さ 超★超歌劇「幕末Rock」

「歌劇」と書いて「ミュージカル」と読ませるのが公式の呼称ですが、私は「なるほどこれは歌劇であってミュージカルではないね」と思いながら見ていました。ロックなのだし。厳密な意味での「ミュージカル化」とは「宝塚化」「歌舞伎化」に近い、既に出来上…

身体で見せる、身体性をつなぐ「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs不動峰」

エンディング テニミュには本編・カーテンコールの次にエンディング曲というものがあります。カーテンコールの後なので、さていま目の前にいるのは役(キャラ)と素の役者さんどちらなのだろう、といつもちょっと不思議に思いながら、きゃっきゃっと見ている…

2.5次元という非近代「ユリイカ 2015年4月臨時増刊号 総特集◎2・5次元」

ユリイカ 2015年4月臨時増刊号 総特集◎2・5次元 -2次元から立ちあがる新たなエンターテインメント作者: 鈴木拡樹,村田充,太田基裕,阿久津愼太郎,少年アヤ,やまだないと,佐藤流司,西田シャトナー,吉谷光太郎,玉城裕規,小柳奈穂子出版社/メーカー: 青土社発売…

女子をdiscourageしない外国製クールジャパン「ベイマックス」

世間の受け止め方としては、女子の為のアナと雪の女王・男子の為のベイマックスという感じなのだと思いますが、「ベイマックス」も充分、女子に優しい。女子だけじゃなくていろんな人に優しい。 ヒーロー、戦隊、怪獣(着ぐるみ!)、ロボット…藤子不二雄や…

越前リョーマは二度死ぬ。「ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン 全国大会 青学vs立海」

公演の表記ルールがいまだによく分かっておりません。これで合ってる? 死と再生 全国大会立海戦は、リョーマが記憶を失う→かつて対戦した相手との練習試合を通して徐々に記憶を取り戻す→幸村戦。 という流れなのですが、記憶を失うシーンで、「溺れる→リョ…

「浮世絵化したミュージカル」としてのテニミュ

日本のポップミュージックはどんな進化を遂げたのか。一言でいうなら、情報量が多くなった。つまり、メロディーや曲展開がすごく細密化・複雑化した。どんどんそういうモノが受けるようになった。『浮世絵化するJ-POPとボーカロイド 〜でんぱ組.inc、じん(…

アナの魔法を解いたのはだれか?「アナと雪の女王」

感動のあまり泣きすぎて頭痛になった私ですら引くレベルで爆ヒット中の「アナと雪の女王」ですが、感想などを見て回っていると、作中のある部分を誤解している人がちらほら。テーマがどうメタファがどうといった解釈に関する事ではなく、ある出来事の主体が…

大奥10巻

大奥 10 (ジェッツコミックス)作者: よしながふみ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2013/10/28メディア: コミックこの商品を含むブログ (164件) を見る赤面疱瘡が研究と実験によって駆逐されていくさま。 ワクチンが民間にひろがっていく可能性が示されたこと…

BSアニメ夜話/劇場版 少女革命ウテナ

監督のトークイベントがあったりとか、キルキラルに微妙にウテナっぽい要素がちら見えして色々連想するとか、先日「滝の白糸」を見てあの辺の演劇の事を考えていたとか、今度出るウテナモデルのブーティーが可愛いぞとか、色々あってこの番組の事を思い出し…

終電ごはん

エピソード1→レシピおさらい→エピソード2…というのを一話で数回繰り返す形式で、前回(特番)はドラマ上マサヤス(旦那)が作った料理も、レシピおさらいはワカナ(妻)が担当してて、「え、なんで…?」と思ったものですが、今回はそれぞれ作った人がおさ…

道満先生の

よりぬき水爆さん (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)作者: 道満晴明出版社/メーカー: ワニマガジン社発売日: 2010/09/01メディア: コミック購入: 28人 クリック: 119回この商品を含むブログ (20件) を見る性本能と水爆戦 征服 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)…

新聞連載の挿絵が駄洒落だった

東京新聞朝刊で連載中、五木寛之「親鸞」 。 山口晃の挿絵は毎日ほれぼれするほど達者で、要望が多いのか、挿絵が多く収録された特装版が限定で発売されたりしている。時々遊んでいる時があるんだけど、ここまでの代物ははじめてじゃないだろうか。 これだけ…

特命戦隊ゴーバスターズ(終)

地味で役立たずで、愛しい人達でした。作戦は杜撰だしミス続きだし、この組織ダメすぎるどうしよう…とはじめの頃は思いましたが、途中で、これは震災以降のこの社会なんだと思いました。準備して訓練していたつもりだけどうまくいかなかった、というのも実際…

バレンタインCM

もう完全に百合じゃなくなったガーナは今年もまた女子が一緒にチョコを作って誰かに渡しに行くだけ……(キャプる気力もない) 昨年代わりに乃木坂で百合CMを出してきた明治も今年は松潤。いや一応「友チョコ編」があるのですが、何しろメインは松本さんなの…

戦国鍋TVライブツアー〜武士ロックフェスティバル2013〜

生まれて始めて買ったサイリウム。 戦国鍋TVライブツアー〜武士ロックフェスティバル2013〜 予想していたより15倍くらい面白かった。 番組の持ち味とハコのサイズが丁度良くて。扮装や振り付け、トーク含めてのミュージック・トゥナイトだと思うので、これ…

「ライチ☆光クラブ」

つり下がる人体。飛び散る内臓。血しぶき。終盤の、絵に描いたようなカタストロフ! 飛び散る血糊を浴びながら「ああ、これは私がずっと見たかったものだ」と思いました。幼いころ書物で知って憧れたアングラな世界。時代的にも年齢的(金銭的)にも現物に触…

第二回戦国鍋スタッフ座談会@ロフトプラスワン(後編)

・前編の時に何の注釈もつけていませんでしたが、ノートにざーっとメモっていた程度ですので、発言主の間違い等あると思いますので、話半分にお読み下さい。 ・あと前回の座談会で出た話、ムックや他の所で既出の話、登壇者同士のちょっとした会話などは結構…

第二回戦国鍋スタッフ座談会@ロフトプラスワン(前編)

また行ってきた。そういえば私、赤レンガのライブも行ったのに欠片もブログに書いていませんね。根本的な話(このコーナーはどうやって出来たのか、とか)は前回したので、今回は二期の新コーナーと新ユニット、あとホトトギスライブの小話でした。出てきた…

なんとなく戦国鍋TVがわかる座談会 覚え書き

・スタッフ座談会6月26日@ロフトプラスワン ・ちゃんとメモを取っていた訳ではないので話半分にお読み下さい ・特に「発言主は誰か」に関しては、位置的に見えにくかった事もあり、一応発言主を付記してあってもあんまり自信ない。 ・壇上には基本、キング…

今日の収穫

スリーエフのフェア。 中の人がらみより、このキャラクター達のグッズが嬉しい。あんまり需要がないのかしら?すごく秀逸で可愛らしいデザインだと思うのに。

フランケンシュタインの勉強

西洋の怪物も勉強してみようキャンペーンで吸血鬼とフランケンシュタインと狼男をピックアップして、吸血鬼の基本が分かったところでフランケンシュタインに移行、そして早々に気づきました。これはあまり面白くないと。 理由は簡単で、フランケンシュタイン…

続・青い花

一昨日のエントリ、何故写真を載せていないのだ…相当寝ぼけていた。 という訳できちんと比較しますと一週間でこうなった訳です。↓ 百合は最初が真っ青だった分、色の抜け方が激しく見えます。↓ 花がこうなっているという事は、当然水が青くなっていないとお…

青い花

このような青い花束を頂きまして。百合なんか真っ青な花弁と赤い雄しべのコントラストが毒々しい素敵な代物なのですが。 気がついたら花が日に日に白っぽくなり、もしやと思って下を見たら、花瓶の水が青くなっていた。