地力

わたしの少女マンガ史―別マから花ゆめ、LaLaへ

わたしの少女マンガ史―別マから花ゆめ、LaLaへ

最近は連載ありきの傾向が強いけれど、修行になるのでもっと読み切りを描いたほうが良い―という主張がこの本に何度か出てくるのですが、そういえばBL誌は読み切り主体の傾向が強いな、とふと思いました(むしろ強すぎるくらい)。
そんなに詳しくないけど成人向けもそうかしら。BL(成人向け)から一般誌にうつった人特有の地力の強さ、みたいなものはあるような気がしていてるのですが*1、一般誌での競争の過酷さとは違う場で違う修行を積んできているという事なのかもしれません。単純にひとつ段階を踏んでいるぶん大人という話なのだろうか?

*1:地力があるからこそ越境出来るという言い方は勿論出来るんだけど…。まず普通にストーリーテリングや語り口が巧みであったりというのは勿論のこと、作家性と娯楽性のバランスとか、クリエーター意識より職人的な感じでプロ意識が強かったり、とか。