お化け屋敷のつくり方

お化け屋敷のつくり方

お化け屋敷のつくり方

お化け屋敷の中の人のユニット(店長さんと、お化け役として実際に客相手の演技をしている人)による本。
お化け屋敷にも中の人がいる、という事自体をあまりちゃんと考えた事がなくて、いちいち目から鱗な話でした。レジャー施設、興業系のビジネスものとしても面白いかな。
細かい怖がらせにテクニックの話や具体的なエピソードも新鮮で面白かった。演技や演出に長けた人、というのもいるんですね。生身の人、それも高確率でパニック状態の人を相手にする訳ですから*1、そりゃ大変だよなあ。

あと片目・片腕とかは障害者を連想させるので登場させにくい、呪いの由来として自殺・イジメとかも(自主規制的な意味だが)難しい…*2とか。

何も考えていなかったけど、カバーもかけずにこれを電車で読んでいたのはちょっと配慮がなかったかもしれぬ。苦手な人は苦手だものね。

*1:お化け役を殴ろうとか襲い返そうとする人がいるなんて…

*2:説明の仕方に気を遣ったり、雑誌やテレビで宣伝する際には伏せざるをえない