ディケイドの終わり方がテレ朝の定例会見で取り上げられた模様

仮面ライダーディケイド」最終回の終わり方テレ朝社長「不適切」
テレビ朝日早河洋社長は二十九日の定例会見で、八月に放送した「仮面ライダーディケイド」最終回の終わり方について、「テレビシリーズの結末と映画の告知の境目がはっきり分かるようにすべきだった。不適切だった」と述べた。
(略)

放送倫理・番組向上機構BPO)に「子供に対する裏切り」などの批判意見が視聴者から寄せられていた。
BPO青少年委員会が同局に質問状を提出、同局は「表現や演出方法が不適切だった」と回答したという。

これは東京新聞の今朝の記事ですけど、じきに要旨がサイトに上がるかな? (あがった。↓の追記参照)責められて当たり前だけどな。あれでは。「俺たちの戦いはこれからだ!」にするにしても、もう少しテレビシリーズなりのまとめ方をする必要性はあった。
はてなハイクでも書いたんですけど、子供番組で映画と連動パターンは本当にやめて欲しいと思う。お行儀の悪い商売は大人も嫌ですけど、ある程度の年齢ならばつきあうか見切りか自分で決められる。DVDバージョン違いで出してそれぞれにフィギュアや特典映像(メイキングやスタッフインタビューとか)つけたり設定集とか写真集出したりイベントやったり、大人を金づるにする様なのは別にいいと思う。つきあいたい人がつきあえばいい。でもそれを見ないと本編理解に支障が出るパターンは(低年齢の)視聴者に対する態度としてどうなのか。特に映画の場合は大人の協力がないと心底見たいのに見られない事態が容易に想像出来るので。*1


追記:
定例会見要旨があがりましたね。

※「仮面ライダーディケイド」の最終回について
早河社長:「BPO放送と青少年に関する委員会」から質問状がきて回答した。BPOの質問は、「本編が完結していなくて映画宣伝に展開するのは放送倫理上問題ではないか、相手が子供であるので注意が足りないのではないか」というものである。それに対して私どもの基本的な考えとしては、テレビシリーズの結末と映画の告知の境目がはっきりと分かるようにすべきだったということである。つまり、「当該放送の表現方法、演出方法は不適切でした」と返事させていただいた。

はっきりしなかって言うか…境目なんかなかったじゃないか!


質問状を送った「BPO放送と青少年に関する委員会」の議事概要はこんな感じ。

4. テレビ朝日仮面ライダーディケイド
このシリーズ最終回の放送で、番組の終わりで新たな戦いが始まるが、「続きは12月公開の映画で」という字幕が流れて終わったことについて、「子どもに対する裏切りである」等の批判意見が寄せられたことについて審議し、委員からは以下の意見が出された。<委員の主な意見>

* 放送モラルの問題であり、視聴者の信頼を裏切る手法は、テレビの自殺行為とも言える。
* 本編だと思って見ている子ども達にとって、それが映画の宣伝であり、劇場に足を運ばなければ見られないと分かった時の落胆は大きい。

以上の意見を踏まえ、委員会としては番組制作手法及び視聴者の意見への見解等について回答を求めることになった。上記番組の「局からの回答」については、次回委員会で審議する。

次回審議の報告を見れば、局からの回答のもうちょい詳しい事が分かるかな?

*1:電王の映画とテレビシリーズの連動、ディケイド本編と電ディケ映画の連動も正直どうかと思った